遭難記録 「空と山のあいだ」 を読んで

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管理人のベアさんです。

タイトルの通り「空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間」という本を読みました。

この本は昭和39年(1964年)に青森県の最高峰、日本百名山にも選ばれている岩木山で起こった遭難事故について書かれたノンフィクションの本です。もう50年も前ですね。

岩木山は標高1625mの低山に分類されますが、津軽富士と呼ばれるように独立峰の山です。この山で1月の厳冬期に登山をした高校山岳部の学生達の遭難が記されています。

内容

学生達は無雪期には何度も岩木山に登っていたのですが雪山は初めてでした。6人で登りましたが山頂近くで1人は装備不足を不安に感じテントに残り、残りの5人は山頂に向かいます。

しかし山頂付近で吹雪に見舞われ、山頂に辿り着いたものの仲間が待っているからと下山を開始します。岩木山の冬は凄く風が吹き込み、夏山とは全く違う山となったため彼らは遭難してしまいます。

残っていた1人がいつまでたっても皆が帰らないため下山し救助を求め、捜索が開始されます。しかし、当時は遭難事故に対する知識や装備が不十分だったため捜索は難航することとなります。

そして1人、また1人と命を落としていきます…

感想

当時の山に対する警察の知識の無さ、山岳部の人間の意見を聞き入れなかったなど非常に残念でした。事故が終わってからどうすれば良かったのか学び反省するのでしょうが、この遭難の場合は耳を傾けていれば助かった命があったかもしれません。

遭難記録というものはとてもリアルで緊張感があるため、スラスラと読めてしまいます。この学生達も最初は遭難しているとは思っていなかった。低山でよく知っているから遭難するはずないと思っていたわけです。そこから冬山の怖さを思い知らされます。

登山を趣味としている以上、遭難というものは身近に存在します。遭難してパニックになり体力を消耗したり、間違った行動をとれば助かる可能性が低くなります。そうならないために遭難対策を知ることはもちろん必要ですが、実際に遭難した人の考えや記録を知るというのは非常に役に立つと思い今回読んでみました。

今後もいくつか気になる本があるので読んでいきたいと思います。登山をする方には特におすすめですね。それではまた

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