遭難対策に 「気象遭難」を読んで

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管理人のベアさんです。

今回は以前にも紹介したドキュメント遭難シリーズの一つ「ドキュメント 気象遭難」を紹介します。

内容

タイトルの通り気象によって発生した遭難事故が7ケース紹介されています。

  1. 谷川岳 雪崩
  2. 伊那前岳 稜線の突風
  3. 塩見岳 落雷
  4. トムラウシ 台風
  5. 立山 凍死
  6. 剱岳 異常降雪
  7. 剱岳 暴風雪

の7ケースです。中でも落雷というのはあまり意識したことがありませんでした。

塩見岳のケースでは雷が高い枯木に落ちて周りにいた人々に流れました。遠くで雷の音を一度聞いたあとは何も聞こえず突然落ちてきたそうです。ツアー登山でしたが雷注意報を知らせていませんでした。これにより亡くなった方や後遺症が残る人が出ます。

いつも天気予報を見て晴れの日を狙っていくので雨に降られたことはほとんどありません。しかし曇り予報のときに思い出してみれば雷注意報が出ていました。雷は怖いですが登山のときに注意していたことがありません。自分に落ちるとは内心思っていなかったからかもしれません。

雷の対策はもちろん雷注意報を聞くことと、頭より上に金属を置かないようにするということでした。雷は高い場所と放電性の高いものに落ちやすいので注意しましょう。

一つずつ紹介すると長くなるのでこの辺りにしておきます。

今回知ったことをまとめておきます。

  • 露出した岸壁に日光が当たることで、岸壁の温度が上昇し雪の下に伝わり雪崩が発生する
  • 気象の変化を読む、天気図が重要
  • カッパの手入れの差が生死に関わる。手入れをしないとゴアテックスも濡れる
  • 疲労凍死の最後は体の機能障害で暑いと言う
  • 北海道の山は本州と違う。この年のトムラウシは雪が降らなかったんは7月だけ
  • 遠くから来たから登らないと損という神風登山者はとても危険
  • 観天望気を身につけるべき
  • 大丈夫ですか?と聞かれて強がらない
  • 自然は人間の考えるケースに当てはまらない
  • 2つ玉低気圧→擬似好天が起きる

いずれも興味深い内容でした。

まとめ

今回も読み応えのある内容でした。読んでいて思ったのは、やはり天候が悪いときはおとなしくしておくべきということです。我々の力は自然の前では無力です。

またいずれのケースも予報と天気図が重要で、さらに現地での観天望気を行うことが予防に繋がると分かりました。読図も観天望気も未熟なため少しずづ身に付ける必要があるなと思わせられます。

このシリーズはとても参考になりますね。どれもオススメです。

以上で紹介を終わります。それではまた!


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